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\ハマちゃんの/大型免許体験記

大型免許体験記NO.1

かねてからの夢であった大型免許を取得するべく、一大決心したハマちゃん。このたび、なんとかスケジュールを調整し、遂に合宿免許での取得挑戦が実現したようです。沢山の写真や動画を交えながら入校前の準備や心構え、そして毎日の教習と合宿生活を日記にしました。

大型免許体験記NO.1ではハマちゃんの人となり・出発まで・4月15日入校初日~入校手続き~・第一段階 場内教習①をご紹介します。

これから合宿での大型免許取得を考えている方や、一発試験での取得を検討されている方にも役に立つこと間違い無しの体験記になっています。どうぞご覧になってみてください。

ハマちゃんの人となり

ハマちゃん
  • 名前:ハマちゃん
  • 性別:男性
  • 年齢:挑戦当時54歳
  • 婚姻:既婚
  • 家族構成:カカアと息子とワンコ
  • 東京都下在住、転職1回、学生時代に肉体系アルバイト経験多数
  • 大型免許取得のきっかけ:会社命令!
  • 大型免許の使い道:世のため人のため自分のため
  • 好きな言葉:臨機応変
  • 好きな食べもの:トンがつくもの(とんかつ、とん汁、とん足)
  • 趣味:農林水産系(家庭菜園、庭木の剪定、観葉植物、釣り)
  • 生まれ変わったら:漁師、農家、超巨大タンクローリーの運転手

出発まで

小さいころから今も変わらず憧れに思っていること、「大きな交差点をあらぬ方向に車を操り平然としかもスパっと曲がっていく、交差点を独り占めする格好の良さ」大型トレーラーを注目を浴びながら意のままに操ってみたい!機会があれば是非挑戦したいと考えていました。

夢が現実になりそうです!

夢を叶えるステージに選んだのは、秋田県の秋田北部自動車学校!

会社にはちゃっちゃっと段取りをつけスケジュールを勝手に調整。

社的に次期繁忙に向け社内混沌としている中、申し訳ございません、行ってまいります!後日、しっかりとご報告申しあげます。

予約申込は1か月前でしたがアッという間に入校3日前、合宿料金だけ振り込んで、ほかなんも準備してません。前もって送られた入校案内の持ち物リストを見ると、免許証の他に本籍地記載の住民票が必要って書いてあった。取りに行ってる時間ないじゃん。

結局、カカアの協力もあって入校前日の夜間自動発行機で機械的に発行してもらい、なんとか間に合いました。

(ポイント)住民票は、①本籍を記載(写真1)、②本人のみのもの、③マイナンバーは記載しない 

持ち物リストは前もって目を通し、早めに準備しないとまずいです。

東京から遠いけど自家用車でマイペースに自動車学校に行けるから何とかなる、って期待的油断は禁物です。

身の周りのものの準備や宿泊先で洗濯もしなければならないのでそれにあわせたハンガーや洗濯バサミも必要。自動乾燥機があるからいいやと思っていてもしっかり乾燥させるまでには1時間かかります。

洗濯に30分なので洗濯全体にかかる時間は1時間30分、機械の前で待っていられるわけがありません。なので洗濯の30分のみであとは自室で部屋干し、このスタイルが金もかからず、時間も有効に利用できます。

そのための準備はしっかりと。

4月15日入校初日 ~入校手続き~

14日に満開の花見がてら山形で前泊し、翌日早朝6時には出発、仙台経由の東北自動車道でひたすら北上すること380Km。

東京から山形までとほぼ同じ距離。山形の北に隣接している秋田県も縦に長い県同士だと移動が大変です。

集合時間12時の1時間前には学校近くに到着でき、ドラッグストアの駐車場で30分仮眠を。

5時間も連続で高速を運転してくると目が疲れます。

入校してすぐに適性検査(視力や深視力)があって一定の視力と奥行きがでないと入校できなくなるので、要注意です。

入校前に目力を回復させるためにも時間に余裕をもって到着するようにしましょう。

入校手続き

①(マンツーマンにて) 学校備え付けの申込書に個人情報を記入します。

消せるボールペンはNGです。

免許証や住民票情報を10分ほどかけてしっかりと丁寧に転記したのですが書き直しとあいなりました。(書き直しは焦ってしまい2分の殴り書き・・・、どうみても同じ人物の筆跡とは思えません)。

教習手帳や教習スケジュール、教習の心構え、学校や宿舎での生活の仕方など書面に沿って説明をうけます。その後ロビーで待機。

入校手続き(適性検査)

②(入校生全員で) 教室にこの日の入校生集合。

一人ずつ名前を呼ばれ、まずは視力検査から。みんな緊張している中、一番バッターで呼ばれ測定器の前へ。

片目ずつ、その後両目で。

入校前に仮眠したことで普段以上に視力が回復、普段眼鏡使用なのですが片目両目とも規定値の0.5と0.8をクリアしてしまいました。

一応眼鏡をつけても測りましたが当然クリア。現有免許証が眼鏡使用だから今回も眼鏡使用で統一することに。続いて深視力検査です。横並びの3本の棒のうち真ん中の1本が前後に動き、3本の棒が横に一直線にそろったであろうポイントとどのくらい離れているかを測定する検査です。

(ポイント)真ん中の棒の太さの変化を見ることができるか、その太さと横の棒の見え方が同じなら一直線に揃っているという判断になります。

3回スイッチを押しますが、これも仮眠したおかげか、3回とも適性値に入っていてクリアです。

次に性格検査。K2という全国ほぼほぼの自動車教習所で利用されている検査方法で全部で7問。同じ図形を探し出す系が3問、ボールペンを早く動かす、引き算、そして最後に文章によるはい・いいえ問題です。

全問とにかくスピードが要求されます。

このK2の結果は教習手帳に添付され教習ごとに指導員が情報を引継がれ、その人の性格に合った教え方をしてくれます。

運転に適した性格とは、また適さない性格とはどのようなものなのでしょうかね。

焦ってミスを繰り返す性格はNGだし、逆に慎重になりすぎて動作が遅いのもまたNGでしょう。

適当なのが一番かも。

第一段階 場内教習①

○車の乗り降りと運転姿勢

○運転装置の取り扱いと日常点検整備

○車両特性に基づく運転死角と車両感覚等を理解した運転操作

適性検査も終わり、いよいよ技能教習です。入校当日から教習があります。
ロビーで待っていると教習開始の校内アナウンス(懐かしいエコーの余韻)と共に教習原簿をもった指導員が私の名前を呼びます。

私「はい、宜しくお願いします!」
指「○○さんですね、下のお名前は△△さんですね」
私「Okです!」
指「はい、それでは今日から教習を始めます」
私「大型は初めてなので宜しくお願いします。」
指「みんな初めてですよ、安心してください」

ロビーを出て、教習車両の前まで移動。とにかくデカイの一言。
まずは大型車の特徴を勉強です。車をひとまわり、動かす前に点検しなければならないポイントを一つずつ指さし確認していきます。タイヤ周り、燃料タンク、荷台、タッパもあります。

大型車の前面

指「運転席の上の部分と荷台の最上部のバーは地面からそれぞれどのくらいあると思いますか?」
私「運転席の上で2m?荷台の一番上のバーで4mくらいでしょうか」
指「その数字を覚えておいてくださいね、後で検証してみますね」

ドアを開け運転席へのアクセス方法です。

大型車の運転席 大型車の荷台 大型車のタイヤ

グリコのポーズだそうです。梯子のぼり梯子降りともいうそうです。

まず両手で室内のバーをつかみ、2つあるステップにあしを掛け、腕を縮めながら足を上に進め運転席に乗り込みます。

大型車のハンドル

運転席ではクラッチペダルを踏みながらシートを調整、

大型車のハンドル角度調整

ハンドル角度の調整、バックミラーを確認し、最後にシートベルトです。
マニュアル車なのでペダル類はアクセル

大型車のブレーキ

ブレーキ

大型車のクラッチ

クラッチ

大型車のフットレスト

の3種類とフットレスト

大型車の足元

があります。ハンドルの軸が車両の特性上ほぼ垂直に両足でまたぐようにレイアウトされていますが操作上の違和感はありません。
サイドブレーキは普通車の圧力調整式のものとは異なり、ONかOFFのどちらかのスイッチ式でした。

大型車のギアシフト

ギアシフトは1~7速まであります。

大型車のインパネタコメーター

インパネのタコメーターは2000回転からレッドゾーン、500~1500回転が通常使用範囲。

運転席からキャビン内を見渡す

運転席からキャビン内を見渡すとこんな感じ。

大型車の運転席

振り返って後ろの景色です。

大型車の後ろを振り返って見た景色

ドアミラーは普通車の場合は調整が必要ですが、大型の場合は溶接されている箇所が多く、よっぽどのことがない限りドアミラーは動かさないとのことでした。右のミラーが2つ

大型車のドアミラー

左が3つ

大型車のドアミラー左が3つ

それぞれかなり広角ミラーになっていて広範囲をみることができます。

よく考えてみると、ミラー調整が手動だったら一つ一つ降りては乗って調整するのは大変です。

調整しないでも済むよう設計されているのでしょうね。


いよいよ発進です。
クラッチを踏みギアはニュートラル、エンジンスタート!
アクセルを空ぶかしすると、意外と排気音が小さくて聞こえ辛い。クラッチミートさせるときのエンジンの回転数はエンジン音で感じとるのが良さそう、と思いつつアクセルを普通車MTのイメージでグワングワン煽ったら、

指「アイドリングでも2速発進できますよ、やってみましょう」
私「え?1速から発進じゃないんですか?」
指「1速は荷物を積んで坂道発進するようなときに使用します」
指「1速発信だとすぐに2速にUPしなければならなく作業が忙しくなりますよ」

ウインカーをあげ前後方向を目視で確認、ギアを2速に入れ恐る恐るクラッチをあげミート、ハンクラ状態でそろそろと発着点から外周に合流していきます。まずは右周りを中心に外周路を周回をします。大回りしないと車体右後輪がラインをまたいでしまいます。コーナー手前でしっかりと減速して、ボディの左前が路側帯の上に位置するようなイメージで大きく回って行くのがポイント。右後輪がラインにこれ以上寄らないことを右ミラーで確認しつつ左ミラーでボディと路側帯のはみ出し具合も確認。
右後ろと左前がばっちり決まったら直線コースのセンターを走行するように再度ハンドル調整します。この繰り返し。

今度は内周走行です。外周は脱輪がありませんが、内周は小回りすると左後輪をコーナー内側に脱輪してしまします。

外周同様コーナー手前でしっかりと減速し2速で進入、右前輪がセンターラインをまたぐように曲がります。

対向車が予測される場合は、コーナー手前で停止して行き過ぎるのを待ってから出発します。右回り左周り同じですが前輪を切ると後輪がじわじわとその方向に寄ってきます。

後輪はすぐに言うことをきいてくれない駄々っ子のようなもの、いつもミラーでみていてあげて、ヤバいと思ったら早め早めにハンドル操作で修正を加えるようにします。そのためには車速をとにかくゆっくりと、場合によってはハンクラも利用するとよいでしょう。


次に車高の確認です。全長12m、横幅2.5m、さて高さは?普通車では全く意識しない標識の一つに、高さ標識があります。地上高5mとか表示があるのを思い出しました。

ぱっと見た目、運転席のボディ高は2.5mの荷台のてっぺんで4mと目測してたその結果は?コース内にぶら下げられた黄色い横バー、運転席から見るに高さ3mほどにしか見えません。

車体が近づけていくにつれ、ぶつかる覚悟が増してきます。バーがフロントウインドウ越しに塗装が剥がれていないことが分かり、ボディと荷台てっぺんは無事通過できる確信を得ました。

バーが荷台てっぺんの位置で車を停止させ、降りて目視すると、バーと荷台てっぺんとの間に20cmほどの余裕があります。

つまりこのバーの高さは4mだということ。高い運転席から見ると意外に低く見えるようです。

実際の道路では積極的に標識を確認しなければいけませんね。車から降りて確認するのも必要です。