合宿免許に必要な持ち物
合宿免許に参加する前に、何を持っていけば良いのか不安な方も多いはず。このページでは、入校時に必要な「住民票」や「身分証明書」といった書類はもちろん、合宿中に必要となる「教習に適した服装」や「日用品」、さらには「二輪教習」に特有の装備まで、持ち物を詳しく紹介しています。忘れ物をして教習に支障が出ることがないよう、事前にしっかり準備しておきましょう。快適で充実した合宿生活を送るための準備に、ぜひこのページをご活用ください!
入校時に持参するもの
必ず必要な書類
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住民票
入校するご本人のみのお名前で、本籍地(外国籍の方は国籍)が記載されたもので、マイナンバーが記載されていないもの。発行から3カ月以内のものが有効です。家族が連名のものはご利用いただけません。
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身分証明書
次のうち、いずれか1点の原本が必要です。
身分証明書と住民票の住所が同じでないと使用できません。また、合宿期間中に有効期限が切れる場合は、入校までに必ず更新をお済ませ下さい。
1.運転免許証※1
2.健康保険証
3.パスポート
4.マイナンバーカード※2
5.旧顔写真付き住民基本台帳カード -
印鑑
朱肉を使うタイプをご用意ください。シャチハタ等のスタンプ印はご利用いただけません。
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在留カード(旧外国人登録証明書)
外国籍の方はこちらが必要になります。 居住している市区町村長から交付された、登録事項が記載された外国人登録証明書。 2012年7月9日以降に発行される在留カードをお持ちの方は在留カードが必要となります。
その他の必要書類
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運転免許経歴証明書、教育訓練給付金支給要件回答書
中型免許・大型免許・二種免許取得希望の方は必要な場合がございます。お申込手続きの際にご確認下さい。
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運転免許取消処分書、取消処分者講習終了証書
免許証の取消で再取得希望の方は必要な場合がございます。お申込手続きの際にご確認下さい。
合宿期間中に使うもの
教習時に必要なものや合宿期間中に日常的に使うものです。
教習時に必要なもの
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筆記用具
学科教習を受ける際には必ず必要なものですし、また実技では教官から指摘された問題点や運転の直すべき癖を書きとめていくのに役立ちます。ポケットに入る小型のノートを用意します。メモ帳は、ページがはがれてしまうので、やはりノートがお勧めです。鉛筆またはシャーペンと消しゴム、3色ボールペン、蛍光マーカー、油性マジックペン、定規があれば完璧です。大きいノートはあまり必要ではなさそうです。重要事項は教本に直接マーカーで線を引くなりして覚えたほうが効率がいいからです。ただし学科が苦手な方は、学科の解答をノートに書き、何度も練習するという手はあります。つまり問題集を繰り返し使うという方法です。
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運転しやすい服装、運転しやすい靴
服装ですが、実技教習中女性のスカート、サンダル、ハイヒールは不可です。特にミニスカートは厳禁です。理由は、教官は男性であることが多いですから、目のやり場に困るからです。同じ理由から、胸元が開いた服も禁止です。つまり、無難なのはズボン姿で、動きやすい格好ということになります。 男性の場合でも、サンダル、草履、下駄は不可です。はきなれた革靴やスニーカーを用意しておきましょう。
生活で必要なもの
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着替え
洋服の枚数ですが、季節が夏であれば、汗をかくことを考えて、着替えは余分に用意しておきましょう。汗臭い格好で乗ると教官の心象が悪くなりますし、自分でも気分的にいやなものです。そして冬であれば、防寒着を2枚程度余計に用意しておくといいでしょう。今は薄くても保温性のいいダウンジャケットがありますから、これがお勧めです。 下着や靴下も必要です。しかし教習が14日あるからといって、下着をそれだけ用意する必要はありませんね。途中で洗濯をすればいいのです。雨の日が続くことを考え、5日分ぐらいはあるとよさそうです。
パジャマも必要用品ですが、いかにもパジャマよりは、スエットの上下がいいでしょう。ちょっとした用ならそのまま外にも行けますし、冬は温かいです。
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現金、キャッシュカード、電子マネー
当然といえば当然ですが、合宿先が田舎だった場合、コンビニまで遠いということも考えられます。自分で必要と思った額を用意しておきます。
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洗濯用品
ランドリーがあれば洗剤も売っていることが多いですが、多くの場合は高いものです。したがって、洗剤を用意していきましょう。ただし1箱では多すぎますから、密封できる容器に小分けしておくのです。
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洗面道具
歯ブラシ、タオル、ドライヤー、ブラシ、かみそりなどです。ただし宿泊先によっては、ドライヤーを常備している場合もありますから、これは事前に確認しましょう。
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あると便利なもの
ハンカチやティッシュ、ビニール袋(洗濯物を入れたり持ち運んだりする)、女性の場合は化粧品と生理用品があげられます。目覚まし時計もあると便利と思われますが、携帯電話に目覚まし機能がついていますから、不要ですね。他には、耳かき、綿棒、物干しロープ、サンダル、電気の延長コードなどもあるといいかもしれません。でも、徐々に荷物が増えてしまいますね。
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傘
教習日が雨の場合、車まで歩いていくときや、車の乗り降りのときには傘が必要です。折りたたみ傘を用意しましょう。また、普通車の場合は合羽(カッパ)は不要ですが、二輪車教習には必需品です。余談ですが、雨が降ったときの二輪車教習は、晴天の日に比べればタイヤのグリップは悪く、視界も悪く、速度は落ちますが、実際に免許を取得してからの走行では、雨が降っている中を走ることも珍しくありません。そのためにも雨の教習をイヤだなと思うのでなく、チャンスととらえるのもいいと思います。
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カバン
合宿免許期間中の荷物をすべて合わせるとかなりの量になります。取得までは最短でも14日や16日はかかりますから、それだけの日数の旅行に行くようなものです。
したがって、カバンは大きなものになりますね。男子の場合は化粧品や生理用品がありませんし、綺麗にパッキングするのが苦手な方が多いので、大き目のスポーツバッグに荷物を入れることが多いようです。また女子は、持ち運びを考えると、キャスターのついたスーツケースがお勧めです。
そして、教習本や筆記用具、サイフなどを持ち運ぶ小型のバッグも用意します。教習中ずっと、大型のバッグを持ち歩くわけにはいきませんから。A4サイズが入るトートバッグなどがあれば十分です。
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娯楽用品
1.スマートフォン(iPhoneなど)
合宿先の夜、部屋に戻ると一人となります。テレビを見てもいいですが、スマホ(iPhoneなど)があると、昼休みや教習の待ち時間が退屈しません。スマホ(iPhoneなど)はゲームもできるので退屈することはなさそうです。ただし、学科教習中は使用厳禁です。2.スマートフォン(iPhoneなど)の充電器
これがないとスマートフォン(iPhoneなど)が使えなくなってしまい、とても不便な思いをすることになります。ただし、たまになら一緒に教習を受けている方から借りることもできますが、毎日借りるわけにはいきません。電気かみそりの充電器も同様ですね。3.嗜好品
自炊できる部屋であればコーヒー豆があればいれたてコーヒーが飲めます。嗜好品ではありませんが、薬を常服している方は、絶対に忘れないようにしましょう。4.文庫本
合宿免許では大勢でワイワイと騒ぐよりも、一人で静かにしているほうが好きな方も中にはいます。読書をしないと落ち着かない方もいます。そういう方は、読みかけの本や合宿中に読んでおきたい本を何冊か用意しましょう。合宿の経験談を読むと、夜はとても暇だという感想が多いです。本があれば、退屈せずに充実した毎日を過ごせることは間違いありません。
二輪教習を受ける方
二輪教習を受ける場合は装備をお忘れなく。
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グローブ、手袋長袖、長ズボン、ヘルメット、かかとが覆われた靴・ブーツ、雨具・カッパなど
二輪車の場合は、転倒する場合がありますから、長袖長ズボンの上下、長めの靴下、革製手袋、ヘルメット(フルフェイスやジェットヘルタイプ)、ブーツまたはくるぶしが隠れる靴、雨具をご持参ください。ヘルメットや手袋はレンタル品もありますが、他人と共有するのが気になる方は、自分のを持参します。これは意外に大事なことで、気持ちよく教習を受けるための基本の第一歩です。
服装は真夏でも長袖長ズボンが必須ですが、これは二輪車という乗り物の特性上、仕方ないことです。またズボンは、あまりダブダブのものだと走行中のパイロンやポールを引っ掛けて危険ですから、スリムなものを選びましょう。
※半キャップ型のヘルメットや半袖・半ズボン、サンダルなどでは教習を受けられません
最後にアドバイス
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これらの持ち物のうち、最も大切で、しかも最も管理を注意すべきものは、現金です。もしも合宿途中で現金がなくなった場合、一緒にいる方を疑うのはいやなものです。それが部屋に置いている間になくなったときは、同室者を疑うことにもなりかねず、その後の教習にも影響を与えてしまいます。したがって、お金は必要最小限だけ持つこととして、あとは近くのコンビニ等でおろすようにしたほうがいいと思います。宿泊先がホテルであれば、貸金庫などセキュリティグッズを備えているところも多そうです。
ケガにも十分注意しましょう。教習中に車の周囲を歩くときは意外に危ないもの。強風が吹いているときのドアの開け閉めも要注意です。また二輪車なら、転倒した際に手袋をしていないと手のひらをすりむいてしまいます。革手袋をして、膝やひじにはパッドがあるウェアを用意するのが最も安全です。
合宿免許に行って、教習以外のことで余計な心労を味わいたくはありませんね。事前に確認できるところはネットや合宿免許に行ったことのある先輩などに確認して、万全な体勢で臨みましょう。また、こうして用意した持ち物が多すぎる場合は、カバン1つに入る程度には少なくしましょう。最もかさばるのは洋服ですから、洗濯の回数を多くするなり厚手のものを薄いものにするなどの工夫が必要です。友達が一緒に行く場合なら、洗剤、ドライヤー、充電器などは数を減らして共有することも可能です。