普通車の合宿免許

AT車・MT車とは？それぞれの特徴を詳しく解説！

AT車とは？
AT車(オートマ車)は、「オートマチック・トランスミッション(Automatic Transmission)」の略で、クラッチ操作が不要な車です。アクセルとブレーキのみで運転できるため、操作が簡単で初心者にも人気があります。

MT車とは？
MT車(マニュアル車)は、「マニュアル・トランスミッション(Manual Transmission)」の略で、自分でギアチェンジを行う車です。クラッチペダルの操作が必要で、運転の自由度が高いため、スポーツカーや一部の仕事用車両ではMT車が採用されることが多いです。

現在の主流はAT車ですが、「運転をしっかり学びたい」「MT車に乗りたい仕事を目指している」場合はMT車の免許取得も検討してみましょう！

• ATの特徴

  • ギヤチェンジは自動なので、クラッチがなく左足は使わない。
  • 運転操作が簡単。(アクセル、ブレーキを踏むだけ)
  • エンストがない。(ブレーキ踏んでないと動いてしまう)
  • AT車限定で、MT車は運転できない。　
  • 合宿免許では教習日数は14日程度
  • 乗用車が主流ですが軽トラや小型トラックにもAT車はある。

• MTの特徴

  • ギヤチェンジは手動で行い、左足でクラッチ、右足でアクセル、ブレーキを踏んで操作する。
  • 運転操作が難しい(クラッチ操作)
  • エンストを起こしやすい。(坂道発進という難しい操作時に多い)
  • AT車も運転できる。
  • 合宿免許ではATよりも2日長くかかる。
  • MTのバスやトラック、商用車を運転するには必要。　
  • ATよりもMTの方が燃費が良い。
  • 耐久性が高くて維持費も安い。

• AT車のメリット・デメリット

  AT車のメリット
  
  1. 運転が簡単
     AT車はクラッチ操作が不要で、アクセルとブレーキの2つのペダルだけで運転できます。そのため、初心者や運転が苦手な方でも扱いやすいのが特徴です。
  2. 渋滞時の負担が少ない
     交通量の多い都市部では、頻繁な発進・停止が求められます。AT車ならクラッチ操作を気にする必要がないため、渋滞でも疲れにくくなります。
  
  AT車のデメリット
  
  1. 燃費がやや悪い
     MT車と比べるとAT車はエネルギー効率が低く、燃費が悪くなることが多いです。ただし、近年は技術の進歩により、燃費性能の良いAT車も増えています。
  2. 運転の楽しさが少ない
     クラッチ操作やギアチェンジの必要がないため、運転を楽しみたい方にとっては物足りなく感じることがあります。

• MT車のメリット・デメリット

  MT車のメリット
  
  1. 仕事で必要な免許取得に有利
     トラックやバス、タクシーなどの職業運転手を目指す場合、MT車の運転に慣れていると大型免許や特殊免許の取得がスムーズになります。仕事の選択肢を広げるためにも、MT車の運転スキルを持っていることは有利に働きます。
  2. 運転の楽しさを感じられる
     ギアチェンジやクラッチ操作を自分で行うことで、車を操っている実感が得られます。運転を楽しみたい方にはMT車が向いています。
  
  MT車のデメリット
  
  1. 運転に慣れるまで時間がかかる
     クラッチ操作やシフトチェンジを適切に行う必要があるため、運転に慣れるまで時間がかかります。特に初心者には難しく感じられることがあります。
  2. 渋滞時に疲れやすい
     発進・停止を繰り返す必要がある渋滞では、クラッチ操作が頻繁に求められます。そのため、長時間の運転では疲れやすくなります。

AT車・MT車の合宿教習料金の違い

AT車とMT車では、教習にかかる日数が異なるため、合宿免許の料金にも違いがあります。例えば、教習所が最も混み合う春休みの時期に、ある教習所の料金を参考にすると、AT車の合宿免許が30万円の場合、MT車は2万〜4万円ほど高くなることがあります。料金は教習所や条件によって変わるため、事前にしっかり確認しましょう。

AT車・MT車の取得の割合

普通自動車のAT限定免許は1991年に導入され、年々取得する人が増えています。約70％の方がAT限定免許を選んでおり、理由として「運転がしやすい」「教習料金が安い」「普段乗る車がほとんどAT車である」ことが挙げられます。

一方、約30％の方はMT免許を取得しているといわれています。その背景には、トラック・商用車にはMT車が多いこと、MT免許を取得すればAT車も運転できることなどが影響しているようです。

普通免許習得に関して

普通車の教習概要

普通免許習得に関する条件等