第二段階 路上教習⑤
○特別項目
特別項目は山道の走行です。
山坂道や狭い道の通行のほか、長い下り坂での排気ブレーキの体験と効果の確認が主な目的。
自動車学校を出発して郊外に向かい、工業地帯をやり過ごし、山や田園地帯に入っていきます。
途中数台の大型貨物やトレーラーと行き違いましたが地元のドライバーさんのようで教習中の車を見ると自車のスピードを緩めて路端に寄ってくれたり道を譲ってくれたりしてくれます。
ぶつけられたら迷惑だから最高の安全姿勢なのでしょうけど新米教習生からするととても助かります。
相手の運転者の様子が頭の先からお腹の辺りまで確認することができアイコンタクトだけでなくハンドルの動かし方も分かるので、相手の車が今後どのような動きをするのかを予想することができます。
普通車同士では理解しづらいコミュニケーションです。感覚的ですが普通車の同士の事故よりも大型車同士の事故のほうが登録台数を考慮しても少ないように感じます。
長い下り坂の場面で初めて排気ブレーキを試してみました。
ウインカーとは反対側にあるレバーを操作します。
ハンドルを握りながらレバー操作できるというレイアウトは実際の道路で頻繁に使用する機能なのでしょう。
レバーを操作すると一定の踏力でブレーキを掛け続けたような安定した制動を感じることができます。
ブレーキ側の制動ではなくエンジン側の制動になのでエンジンブレーキに仕組みが近く、排気ブレーキを掛け続けてもフェードしたり効果が弱まったりすることはありません。
信号で停止するような制動に強弱が求められるような状況では排気ブレーキは適していません。