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\ハマちゃんの/大型免許体験記

大型免許体験記NO.7

第二段階 路上教習①② ~方向変換及び縦列駐車・交通の流れに合わせた運転、適切な通行位置、進路変更をご紹介します。

第二段階 路上教習①

○方向変換及び縦列駐車


午前の仮免検定に合格したのもつかの間、警察署からの仮免免許証の発行を待ち、4時間ほどして第二段階の初めの教習に入って行きます。

早速コースを後にして町中に繰り出していくのかと思いきや、コース内に設けられた縦列駐車、方向変換、および後方停止の項目でした。

この項目が今回の中で一番難しく感じられました。

全長12mのボディの一番前から目視で一番後ろを見て、後方障害物から50cmのところに如何に近づけて停止させるか。

そんなのできるわけがありません。

トラックの荷台後方と平行に設置された障害物に見立てたポールの列を、荷台の横幅分全部(8本)接触とは到底言えないほどの勢いでなぎ倒してしまいました。

気持ちが良いくらい芝生の上で同じ方向に整列して横たわっていて、快感すら覚えます。

指「1本8千円で8本だから6万4千円の修繕費ですよ」
私「高いですね?」
指「安いもんです、実際はもっとかかりますよ」
私「もう絶対ぶつけない!」「(そのくらい大きなミスだということなんですね)」

これがトラウマになって最後の卒検まで心に引っかかるようになりました。

ポールに接触したらその瞬間で検定終了なので、私の場合、減点覚悟で1m程度に止める意識で、プラス勢い余っても2?30cm惰性で止まる、結果的にポールから70?80cmに停止できる感覚でうまく収まるようになりました。

方向変換は更に難しかったです。後輪内側のタイヤを見てハンドルを切るタイミングを探すのですが、目視やミラーでもキャビンから後輪タイヤを見ることができません。

前輪はミラーで確認することができますが、後輪は荷台フラップのつなぎ目からどのくらいの位置に後輪最後部があるか、車に乗車する前に確認しておくことをお勧めします。

あとは隘路と同じ要領で後輪が曲がり角にきそうになったら半回転ほどハンドルを切って後輪が角に寄る具合を確認します。脱輪しないことが確認できたら一気にハンドルきり、左右の幅を意識しながら枠に収めていきます。まっすぐになったら急いでハンドルをまっすぐに戻し停車させます。

のろのろしていると後ろのポールを倒してしまいます。

縦列駐車は比較的車体を決めやすくやり易かったです。
縦列及び方向返還のポイントは、
1、曲がろうとする路端から1m放して平行にとめること
2、半クラを多用してゆっくり動かすこと
3、むりは禁物
この3つです。

方向変換も縦列駐車も共に障害物に見立てたポールがあります。

晴れた日は荷台の最後部とその陰になるポールの隠れ具合、つまり後退を進めていくと荷台から見えるポールが少しずつ下の方から上に向かって荷台の陰になっていくことを確認しやすいのですが、雨や曇天だと見えずらくなり、乱視が強い人は苦労するかもしれません。


路上教習②

○交通の流れに合わせた運転、適切な通行位置、進路変更


まずは、場内発着点で灯火類の点検を行います。

私が運転席に座りエンジン始動させスイッチ類を操作、指導員が車の周りをまわってそれに追随する灯火類(ヘッドライト、左右ウインカー、ブレーキ、バックランプ)を確認していきます。

いよいよ場内コースを飛び出し、路上教習です。

いつも通い慣れた学校進入路を国道沿いの学校の入り口に向かって車をそろそろと進ませます。

入り口と交差する国道を右から左に走る普通車や歩道の歩行者が小さく見え、普段普通車からみるそれと景色が明らかに異なります。

学校から国道に出るために一時停止、ワクワクと緊張で口元がゆるみます。呂律も回りません。指導員の声にも上の空で地上3mの優越感にどっぷりとはまる私。なんだか偉くなった気持ちです。ふと我に返り指導員がいろいろな注意をしているのを途中から真剣に聞きます。

指「・・・・・なので十分に車間をとりましょう」
私「ふぁいっ」

場内で窮屈な練習を積み重ねてきたことで、路上が楽?に感じます。

交差点や右左折の箇所が大型車の通行を配慮した設計になっていることが改めてわかりました。一つ一つ発見し、理解を深めていきます。

直線道路の制限速度60kmのところで未知ゾーンの5速6速7速とシフトアップしてみました。

60km7速だとエンジン回転は900回転程度、ここからアクセルを踏んでもズイズイ車速を上げようとするトルク感はすごいです。

高速道路だけなら大型車の方がはるかに運転しやすいです。

場内での教習ではあまり目視することのなかったメーター類ですが、路上に出ると道路によって制限速度が変わるので目がパネルに行くようになります。

●初めての路上走行で発見したこと
1、車高の低い後続車はキャビン内のバックミラーに映りずらいこと
2、普通車を運転している時の地上1mとは違った地上3mの世界があって、運転者同士アイコンタクトがビンビン飛んでいたこと
3、コース内で重宝していたドアミラーが意外と飛び出していて危険なこと
4、歩行者が目に入りにくいこと
5、他の一般車が危険を察知して早めに避けてくれること
6、タコメーター(エンジン回転計)がわずか2000回転でレッドゾーンになること

大型車のメーター

7、エンジンが温まるのが遅いこと 水温計が始動から30分以上経たないと安定してこない

●危なかったこと
1、右左折の際交差点中心までくるあを進めてからハンドルを切り出すと切った方と反対側の荷台後部が横車線に飛び出して並走する車両にぶつけそうになった。
2、冬から春になって街路樹の枝や葉が道路に伸び、左ドアミラーを擦ってしまった。
3、信号交差点で対向車が右折待ちで中途半端に中央によっていたことで、交差する際に左右に大きくハンドルを切らざるを得なかった。
4、運転席が高く遠くの見通しが良く視線が遠くに行くことでキャビンのすぐ前の注意が散漫になり、歩行者の存在が分からなかった。